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人類発祥の地、アフリカで紛争が絶えないのはなぜか? 画像:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年7月23日

人類発祥の地、アフリカで紛争が絶えないのはなぜか?

アフリカは紛争の絶えない場所というイメージはないでしょうか。
その印象は間違いではなく、近代以降、アフリカでは数多くの戦争や内戦、テロなどが起こってきました。
最近はいくぶん数が減りましたが、コンゴ戦争やスーダン内戦、ソマリア内戦などが続いています。

アフリカで紛争が多い理由① 民族多様性を無視した列強支配

アフリカで紛争が多い原因のひとつは、民族分布の地図をみればわかります。

アフリカを言語にもとづいて分類すると3000以上になり、その数だけ民族が存在するとされています。

19世紀末の帝国主義の時代、ヨーロッパの列強国はアフリカを植民地として奪い合い、自分たちの都合だけで国境を引き、分割統治を行いました。そして20世紀半ば以降、アフリカ諸国が独立・建国を果たす際、列強国が便宜的に引いた線が国境になりました。アフリカに、緯線や経線に沿った国境が多いのはそのためです。

結果、ひとつの国に複数の民族が同居したり、同じ民族が別々の国に分断されるといった事態が多数発生。それが民族対立の要因になっているのです。

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